深くより深く感じること
6月 15th, 2011 by Atom
私達は感情を持っています。
感じることを通して、経験をより深く味わい深いものとしています。
「感じることをあなたはどれぐらい深くしているでしょうか?」
感じることはとても奥深くて、深淵です。
私達は感情のマスターです。
感じるということを長い間に渡りしてきています。
・幸せを感じる
・悲しみを感じる
・喜びを感じる
・恐れを感じる
・etc
これらに共通するものがあります。
「何だかわかりますか?」
.......
すべて、自分の信念や価値観や思い込みと呼ばれるものを通して感じています。
例えば、
お化けを恐れる。
「なぜでしょうか?」
恐れる理由があるからです。その理由は人それぞれですが理由があって、恐れるということは同じです。
その理由が信念であり、人それぞれ違うものです。
もし、この信念や思い込みをすべてなくしたら、どうなるでしょう。
何の価値判断もなく、
「観察する」
という視点になるはずです。
なんの感情も起こりません。
ですから、ありのままの存在を観ることになります。
この視点になることはちょっとした困難さがあります。
なぜなら、価値判断なく、この世界を観ることに私達は慣れていないからです。
ひとつ、ちょっとしたよい方法があります。
それは、好きでも嫌いでもなく、ただあるだけと思う、なんの変哲もないものを観ることです。
例えば、ただの道場に落ちている石。
この石を感じてみる時、それは価値判断なく、この世界を観ることと同じような感じだと思います。
石を深く感じてみると感じを味わうと
まさに石となり、波動を感じ、その波動を心地良く感じます。
雑念がなくなり、まさにここにいるという、存在しているだけの状態です。
坐禅や瞑想もそんな感じかもしれません。
深く感じると、その感覚がすべてを支配するため、この世界のことに関して意識が向かなくなります。
それぐらい強烈で魅力的なものです。
ただ1つの石だけでもそう感じます。
実はそこに意識をフォーカスすればすべてに対して同じように感じることができます。
つまり、すべてのものに素晴らしい波動を感じることができるということであり、その感覚はとても言葉で現すことができません。
深い愛を感じ、すべてを受け入れている感覚です。
満足じていて、感謝と歓喜と感涙が入り交じった、とても素晴らしい感じです。
さらに深く深く感じると、意識が吹っ飛ぶかもしれません(笑)。