昨日、テレビ東京の「ルビコンの決断」という番組を見ました。町の電気屋さんの話しです。
でんかのヤマグチは創業45年の東京・町田の器店。14年前、町田に大型量販店が次々と出店して危機に陥りました。山口勉社長はここで一大決心をします。価格ではなく、サービスで勝負をしようと。そのために顧客を高齢者に絞り込み、顧客のために何でもしようと昔で言う、「御用聞き」を実践したのです。例えば、犬の散歩や電球の取り替え、買い物、病院への送り迎えなどあらゆることを実践しました。これによりお客さんが何を望んでいるかがわかるようになってきました。またお客さんから見たら、いつでも来てくれるサービスに心打たれ、多少高くてもヤマグチから電気製品を購入するようになっていきました。電気店の粗利が15~25%ですが、それを35%にまで引き上げることができたのです。
これはまさに人の喜ぶことをするとそれが返ってくるとういことです。
人に奉仕されることは嬉しいことです。これからは高齢者がどんどん増えます。高齢者が気持ちよくお金を使いたくなるようなサービスが求められるようになります。この動きはさらに加速してくと思います。
今、無料で何かを提供するというビジネスが増えていますがどこかでお金を得る必要はありますから、無料と有料を組み合わせたビジネスとなっています。
そして、さらにこれが進んでいけば、人が喜ぶことをすることが生きる歓びであるという意識がどんどん広まっていき、究極的にはお金の流れではなく、愛の流れに変わっていくと思います(今は両方が流れています)。
お金はまだ必要だし、貨幣経済はまだ続くと思いますがいずれはお金がなくなってもいいと皆が思える社会になっていくと思います。