私達がもともと1つだとするとなぜ分離したのでしょう?
もちろん今も分離していないのですが分離していると感じているわけです。
分離するということはいろいろな見方ができますがそのひとつ(いろいろな見方のたった一つに過ぎないことに注意してください)が
「知る」
ということです。自分がどんな存在が知るのに一番よい方法が分離です。
例えば、ある微生物がいてそれを理解しようとする時、顕微鏡などで除きます。そしてさらに詳しく調べようとすると細胞レベル、原子レベルまで細かく見ていくこと、つまり最小単にまでさかのぼることでよりその微生物を知ることができます。
1つの存在が自分を知ろうと意図した時、同じようなことが起きているのではないかと思います。
分離することで自分という存在を知るということです。
私達が何かを学ぼうとする時、やはりこの分離をします。分離とは詳細に突き詰めていくことです。
昨日、大竹しのぶさんがNHKの番組に出演されていました。天才と言われる役者さんです。どんな役にもあまり困ったことはないし、いつも大丈夫だと思っている人のようです。この方はその役柄を深く深く理解しようとしていました。まさに知る作業です。そしていったん知るとまさにその人そのものになれるようです。やはりただものではない感じがしました。
知ることを通して感じる感情はやはり「喜び」です。知ることでさらに意識が広がります。