NHKのニュースや放送でも取り上げられていましたが「ゴミ屋敷」が増えているそうです。今ではゴミ屋敷を片付ける専門の業者もあるとか。この問題を起こしている人は一般の人だそうです。例えば、主婦や技術者や看護士などが紹介されていました。
本人に原因を尋ねると
「主人が相手をしてくれなくて、家に愛着を持てなくなり、片付ける気になれない」
「仕事で精一杯で、片付ける気がしない」
「パソコンをするとそこから離れられなくて、掃除をしなくなった」
などの意見がありました。大阪のある地区ではこの問題を地域の問題として受け止め、対応をしています。ボランティアなどを募り片付けられない人と片づけをしているのです。でもこれだけでは「ゴミ屋敷の問題」の解決には至りません。問題は片付けられない人と地域などのつながりの欠如にあるとして、そのための活動もしています。例えば問題が起こりそうなところには事前に連絡し、訪問などをしているのです。
さて、私の観点ですがゴミを片付けられないということは心の中を片付けられないのと同じかと思います。心の中にある気になることがあり、そこにエネルギーが集中して他のことをやる気にならないのです。一般的に私達はいろいろなことに意識を向けて、行動をします。意識が向かない対象には行動につながりません。まず、自分の意識をいろいろなところに振り分けられるようにすることが大事です。
人とのつながりを持つことは心のわだかまりの解消につながるためにたくさんのエネルギーが戻ってきます。するとそのエネルギーを別のことに振り分けることができるようになるのでしょう。
今、ごみ屋敷の問題が深刻化は人とのつながりの大切さに気づくために起きていることなのかもしれません。