Chicken Soup for the Soulから
8月 15th, 2009 by Atom
以前、ご紹介したことがあると思いますが『Chicken Soup for the Soul』をいまだに読み続けています。英語なので訳しながらだとかなり時間がかかっているのです。一度、辞書をひかずに斜め読みして、その後、辞書を使って読んでいます。400ページ以上あるのでかなりの大作です。1つのストーリーではなく、複数のストーリーがあり、号泣してしまうぐらい心を揺さぶられるストーリーがたくさんあります。今日はそのひとつをご紹介しましょう。
あるビジネスマンが車を運転していました。道は結構、車が走っていて、ある程度のスピードを出しています。するとある白い杖を持った盲目の若い夫婦と子供が道路の反対側に渡ろうとしていました。ビジネスマンはあわててブレーキを踏みました。するとどうでしょう。自分だけでなく、他の車も含め、一斉にその夫婦に気づいていて、車を止めていたのです。交通量の激しい道路でまさに奇跡的に車の運転手は皆、彼らに気づいたのです。当の盲目の若い夫婦達は何事もないかのように悠然と道を渡っています。そしてちょっと方向がずれた時、ある人が「左だ」と叫びました。すると皆が一斉に「左だ」と声を上げたのです。運転手達はこの盲目の夫婦達を何とか無事に渡れるかどうかを気にして彼らに目線が釘つけになっていました。とうとう若い夫婦達は道を渡りきることができました。運転手達は安堵しました。そしてこの奇跡的な横断に皆が感激していました。
どのように感じたでしょうか。うまく伝えられたかどうかはわかりませんが、感動的な話しです。なぜこのような話しに心を動かせれてしまうのでしょう。この話しの中には
「愛、強さ、奉仕」
など波動の高いものが含まれているからです。目が見えないにもかかわらず、自らを信じ、通りを渡った若い盲目の夫婦の強さ、盲目の夫婦が安心して通りを渡ることができるように助けた運転手達、なんとすがすがしくて気持ちのよいことでしょう。まさに愛があふれています。
何気ないことの中にも「愛、強さ、奉仕」は潜んでいます。瞬間瞬間に「愛、強さ、奉仕」を体現することが可能なのです。