ユニクロの柳井正さん
7月 4th, 2009 by Atom
NHKの教育テレビに何回か出演しているのを見ました。この方はユニクロの会長で米経済誌フォーブスの、2009年の「日本の富豪40人」で首位となっています。資産額は61億ドル(約5700億円)。
柳井さんの経営哲学は経営学の巨人と言われる、ピーター・F・ドラッカー氏をベースにしているようです。もちろん、他にもいろいろな人の影響を受けているとは思います。柳井さんの話を聞いているとかなりスピリチュアル的です。どうすれば企業が成功の道を歩むことができるのか、企業の目的とは何か、など最も根本的なところを深く、追求しています。
人を生かす経営、新しく価値を見出す経営、人を喜ばす経営など魅力があると感じることができるものがそこから垣間見られるのです。
どんなビジネスでも同じですが成功の秘訣は「愛してもらうこと」です。企業が愛してもらう条件とは
・商品に価値がある(コストパフォーマンスやデザインや着心地など)
・会社に価値がある(ユニクロの場合だと店舗や店舗のスタッフが好かれているかどうかということになります)
です。これができているなら成功は間違いないでしょう。
商品の価値を高めるためにはその商品にどれだけ愛情をそそぐかにかかっています。また会社の価値を高めるためにはいかにスタッフが愛のあふれる人になるかにかかっています。
これら2つの価値を高めるもっともシンプルな方法が
「愛を与えること」
です。商品やお客さんに愛を与えることでその見返りとして、お客さんの笑顔だったり、お金だったりが返ってくるのです。
ユニクロが世界的な企業へと躍進しつつあるのはこれを実践できているからでしょうね。
今後、ユニクロの柳井正さんがどこに向かって行くのか注目したいところです。