責めてばかりいる人の心理
5月 14th, 2009 by Atom
あなたの近くにこんな人はいませんか?。
他人を責めたり、世の中を責めたり、気に食わないことに対し常に責めているような人。
私の身近にもいます。責めているのを聞いている周りの人はたいていあまりいい心地がしないものです。
他人で一瞬しかその人と会わないで済むなら、たいしたことはありませんが、家族や知人や仕事仲間だとそうはいきません。
今日はこのような人の心理をちょっと探っていきたいと思います。
まず、なぜ責めるのでしょうか。それは責めることが気持ちいいからです。
責めることで喜びを得られるのです。
例えば、
「日本の政治は腐っている」、「お前のやり方はまずい」、「つまらないことばかりやっている」など。
こういう言葉を口にし誰かに聞いてもらうことで自分の中にある嫌な気持ちを出そうとしているのです。自分にとって気に食わないことがあるとそれを何とかしたいと思うものですが責めることによりそれが楽になるのです。このような言葉を聞いている時に周りの人が
「そんなこと言わないでいい」、「つまらないのは自分の責任だよ」、「うるさいな~」
などと責めている人に言うとそれは火に油を注ぐようなものです。その人は自分が責められたと思い、さらに責めてきます。
責めている人は一見周りを責めているようですが実は自分を責めています。自分の力の無さ、ふがいなさ、寂しさ、つらさやそういうものすべてひっくるめて自分を責めています。このような見方をすることで周りの人は責めている人に対し、何らかの気づきが得られると思います。で、このような人に対し周りの人がどうやって対処していくかですが、例としては以下のようなものです。
・相手に接する時は責めていることにフォーカスしないようにする(相手の責めに反応せず、ごく普通に接するということです)。
・深い意識レベルで相手を癒す(ホオポノポのや祈りなど意識レベルからの働きかけ。これも結構効果あります。ただ続ける必要があります)。
自分が何かを責めている時、自分でそれに気づき対処していくのがベストで一番早く、そのような状態から抜け出せます。しかし気づいてもそこから離れたくない人もいますし、まったく気づいていない人もいます。抜け出せない状態はいわゆる「執着」という状態です。
「私は責めてばかりいる人ではない」という人でも多かれ少なかれこのような傾向はあるはずです。気づいた時に責めたいという気持ちをうまく処理すれば、責めたい気持ちはいずれ消えていきます。