『ラムサ ホワイトブック』②
2月 20th, 2007 by Atom
ラムサは神についても語っています。
『神はそれ自体では善や悪など全く持っていない。それはポジティブやネガティブといったものも全く持っていない。神は完璧でもない。というのも完璧さというものは動き続け変化し続けるこの溢れるほど豊かな生命に制限を課すものだからだ。神はたた在るだけである。あなたが愛する父が知っているのは神自身であるすべてのものがそれ自身の生命を表現していけるようにただ在ることだけなのだ。神は無限で至高の存在性、すなわり分割できない存在性の総体である。そしてその存在性はあなたをとても深く愛しておりだからこそ完全-不完全、良い-悪い、ポジティブ-ネガティブといった幻をあなたに創造させてくれたのだ。そしてあなたの知覚を通してあなたが知覚したものになってきた。つまり神は在るものすべての総体なのだから正しいことだけでなく間違ったことでもあり、美しいものだけでなく醜いものでもあるのだ。それは神聖なるものだけでなく卑しいものでもあるのだ。父はこの瞬間でもいつの瞬間でもあなたが生まれて以来一度もあなたに審判を下したことはない。父はあなた自身であったのでありあなたが自分自身の神聖なる自己、目的を持った自己を表現するための生命という基盤になってきたのである。それはあなたに独自の自我を与えあなたが望む何にでもなれる自由、あなたが選んだ形で神自身である生命を知覚できる自由をあなたに与えてきたのだ。そしてこれまであなたがしたこと、考えたことはすべて(たとえそれらがどんなに下劣なこと、軽蔑すべきことであってもあるいは素晴らしいことであっても)神はそれらを「在るもの」として以外、決して見たことはないのである』。
この文章を読んだだけで神の深い愛を感じられるのではないでしょうか。神についてこのように表現することが出来ること自体すごいことだと思います。ラムサの偉大さがわかります。