ここでアメリカ大統領候補のオバマ氏の2004年の演説を見ました。さすがに大統領候補ですね。話しがうまいし、感動させる内容です。しかし演説の中で恐れから来ている価値判断がありました。このような演説で言葉にすると恐れを世界にばらまいていていることになります。この恐れを受け取らなければよいのですが特に彼のようなカリスマの言葉なら受け取ってしまう人も多いかもしれません。演説の中でオバマ氏は
「はっきり言いましょう。世界にはわれわれの敵が存在します。彼らを見つけ出し、追いかけ、打ち負かさなければなりません。」
と言っています。敵はどこにいるかというとオバマ氏の心の中にいます。そしてこの演説を聞いた人が同じように感じれば、その人達の中にも敵がいることになります。ひとりひとりの意識が集合意識となり、大きなパワーとなります。敵がより恐怖に感じられてしまうのです。ではこのような恐れからきた感情はどうしたらいいかですが、まずそれに気づきそれを自分が創っていることを感じます。自分で創っているなら自分で消してしまうことができます。このように素晴らしい演説の中にも愛から出る言葉と恐れから出る言葉があります。これに気づくことが大事です。