日曜の朝などによく政治討論会が放送されています。年金や教育の不祥事などこの社会にある多くの問題に対し意見を交わし合うのです。政治討論に限りませんが面白いのは立場や状況によりその人の意見が変わるということです。つまり皆それぞれが自分の今の状況や過去から学んだ知識や経験から価値判断しものを言っていいるのです。こういう討論会はたいていまとまりません。ただ意見を言っておしまいです。討論すること自体が目的ならこれでもOKですがある結論を出さなくてはいけない場合もあります。たいていは民主主義のルールとして多数決で決定します。これは一見フェアーとも思われますがこのやり方で果たして今の社会は幸せな社会になっているでしょうか。もしなっていないならどこか間違っているかもしれません。多くの人は問題を解決しようとしますがその本質がどこにあるかを学んでいないように思います。問題はひとりひとりの中にあるだけです。外にはまったくありません。でも外をなんとかしようとするのが今のやり方です。実はひとりひとりの内側をなんとかしそれから討論すれば結論は誰もが納得するものになります。ひとりひとりの内側はひとりひとりが自分でなんとかしなくてはいけません。自分が問題だと感じる全責任は自分にあると気づかない限り、誰かに責任を押しつけてしまうことになります。すべての問題がどこにあるのかに気づくことがまず問題解決への第一歩だと思います。