お金を稼ぐこととは?
12月 27th, 2014 by Atom
24日の投稿でもちょっと書きましたが、あらためてお金を稼ぐことについて書いてみます。
お金を稼げないと生きていけない。
お金はやっぱり生活するのに、必要だから。
確かにその通り、お金は必要ですね。
では、お金を稼ぐことはどういうことなのか?
一般的には、物やサービスを提供することで、お金をいただく。
となります。
ですが、これは建前的で、「なんとか相手から奪い取ってやろう」って無意識に出てしまっていたりします。
例えば、お店に買い物に行ったとします。
店員さんに、「これどうですか?すごく売れているんですよ。ぜひ、買ってください」。
こう言われたら、どう感じますか?
私ならその場から逃げたくなります(笑)。
「買わないといけない」というプレッシャーを与えられているからです。
つまり、自分が望んでいない事をやらされてしまう恐れがあるんですよね。
だから、このような売り方をしても、売れるのは、気が弱くてことわれないお客さんに対してだけ。
じゃー、どうしたら売れるんでしょうか?
売り込まなくてもいいんです。買いたいと思っているお客さんだけに売るんです。
どういうことかというと、お店に来るお客さんはいろいろですよね。
たんに、ふと立ち寄っただけの人もいます。
また、何か自分にいいものがないかと探しに来た人もいます。
そして、買う気満々で買いたいものが決まっている人もいます。
この3種類のお客さんの中で、売れるのは、最後の人だけです。
こういう人は、何もしなくても店員に「〇〇が欲しいんだけど」って話しかけてきます。
そして、商品を見せると、「これ買います」って買ってくれます。
次に、何か自分にいいものがないかを探しにきた人。
この人は、店員に「今の時期に合う、コートで色がネイビーブルーのものを探しているんですが」と店員に尋ねます。
もし、あれば紹介をすればいいですが、なければ、「申し訳ありません。今、そういうものがないんです」と断ります。
すると、客は「ないんですか、わかりました」と店を後にします。
この時、無理に「ネイビーブルーはないんですが、ブラックとベージュはありますよ。試着してはいかがですか?」。
一見、普通の対応に思えますが、NGです。なぜなら、客は別にブラックとベージュを試着したいと思ってはいないので。
単に、「ネイビーブルーはないんですが、ブラックとベージュはありますよ」でよかったんです。
客が、「ブラックは好みじゃないけど、ベージュは興味があるんで試着してみます」と言ったら、「ではベージュをお持ちしますね」と言って、試着してもらえばいいです。
どうでしょう?
対応が違うのがわかるでしょうか。
そして、ふと立ち寄った人に対して、「これいかがですか?」と何かをすすめるのもNGです。ふと立ち寄って見てるだけなのだから(相手が何か望んでいるなら相手から話しかけてきます)、何もしなくていいんです。それが、客の望みなのですから。
客に対して、正しい対応をしていれば、商品やサービスは売れていきます。
そして、正しい対応とは、相手の望むものを与えることです。
さて、お金を稼ぐとは?の答えですが、それは、「相手の欲求を理解し、それを満足してもらい、その対価として受け取るもの」です。
なので、最初に知らないといけないことは、お金をもらう相手の欲求です。
これを知らないで、勝手に自分の欲求を押し付けても、お金は稼げないんです。
もし、お金が稼げない~と思うなら、きっと自分の欲求ばかりを主張して、相手の欲求に答えてないんです。
与えるものが与えられる。
スピリチュアルではよく言われますが、これって、ビジネスの世界でも当たり前のことです。
これができている会社はとても儲かってます。そして、これができていない会社は儲かっていません。