「子供のことが心配です」
こういう親御さんは多いですね。
「勉強を全然しない」
「ゲームで遊んでばかりいる」
「友達とケンカして落ち込んでるみたい」
「食べ物が好き嫌いが多くて」
「親の言うことをきかない」
・・・・
まだまだこのリストは長く続きそうです(笑)。
これって、子供のことを心配しているのですが、実は自分のことが心配なんですよね。
「勉強を全然しない」⇒将来の子供の姿を想像し、悲しんでいる自分を心配
「ゲームで遊んでばかりいる」⇒子供の将来のことや子供の目が悪くなってしまうことを想像し、辛くなっている自分を心配
「友達とケンカして落ち込んでるみたい」⇒友達と仲が悪くなって一人ぼっちになってしまうことを想像し、可哀そうに思い悲しむ自分を心配
「食べ物が好き嫌いが多くて」⇒子供が栄養バランスが悪くちゃんと成長しないのではと想像し、悲しむ自分を心配
「親の言うことをきかない」⇒失敗をして子供が不幸になってしまうのではと想像し、それを悲しむ自分を心配
・・・・
つまり、自分が将来、経験して感じるであろう悲しみ、苦しみ、辛さを想像して、それを心配しているんです。
心配する人のベースにある意図は、
「私は、ネガティブな感情を感じたくない」
です。
だから、心配の種があり、その花をイメージで咲かせてしまうと、恐怖感を感じてしまい、それを何とかしたいと思うので子供に対して、怒ったり、文句を言ったり、時には叩いてしまったり、
「子供を何とかしなければ」
と思ってしまうんです。
でも、何とかしないといけないのは、自分なんですけどね。
もちろん、注意自体は悪いことでもなんでもありませんし、注意することで子供の成長をサポートできることもあります。
ですが、自分が心配しないようにするために(つまり自分の恐れを消すために)子供を何とかしようとしても、それは、うまくいかないことが多いと思います。
子供は、親の言う通りになるとは限りませんし、たとえ子供が言うことを聞いても、それはかえって子供に親の信念や考えを押し付けて、子供に制限を与えてしまいます。
心配をなくそうとするならば、心配の本当の源を探すことです。
源は自分です。
源に心から気づいた時、どうすれば自分が心配しなくて済むのかが、わかるはずです。