医療にたずさわる人に必要なことは「技術」と「人間性」とよく言われます。よい医者とは両方を兼ね備えている人です。今日、経験したことですが咳がつらいので久しぶりに病院に行きました。近くの総合病院は時間がかかるため別の個人病院に。始まる前に行ったのですがすでに患者さんが何人か来ていました。時間がかかるのかたずねるとすぐ呼ばれますと言われました。問診などを書き待っていると呼ばれました(心の中で早いと思いました)。先生は症状をさっと聞き、ざっと1分ぐらいで診察終了(人の話をまともに聞かないでさっさと済まされた感じがしました)。患者さんがたくさんくるとそれを短時間でこなしていく必要があるのかもしれませんが、あまりにも早くて唖然としました。このペースなら待ち時間は少なくなります。ただ、ちゃんと診ているのだろうかという気がしました。医師不足と言われています。患者さんと医師の需給バランスがとれていないのです。現在の医療行為は薬や手術などいわば科学的技術に依存しています。そしてこれらの技術は必要なものです。しかし一方で、科学技術的な医療に依存しないものがこれからますます必要になってくると思います。それはヒーリングや癒しなどと呼ばれるものです。これらは治療という側面ばかりでなく、暮らしの一部として捉えることにより重い病にかかりにくい健康体を維持することに役立つと思います。今回の経験でこちらの方面も開拓していきたいと思いました。