悲しみを癒すにはどうすればいいか?
11月 24th, 2014 by Atom
生きていると、必ず悲しみがあります。
これは、避けようがありません。
一人として、悲しみを味わったことがない人など歴史上にいないはずです。
つまり、悲しみとはそれほどありふれた感情ということです。
では、
「悲しみを癒すにはどうすればいいでしょうか?」
方法はいろいろあります。
例えば、
・悲しみを共有できる人と話す
・悲しい思いを声に出したり,紙に書いたりして吐き出す
・楽しいと思えるようなことで悲しみをまぎわらす
・悲しみと元となる経験を忘れるように努める
・・・・
どんな方法が自分にとっていいのか、人それぞれでしょう。
個人的には、
「悲しみを味わい尽くすこと」
が最も悲しみを癒す方法だと思います。
つまり、悲しみを味わいたくないために、なんとか悲しみを無くそうとするよりも、悲しみをとことん経験するってことです。
これは、一見、本来の目的(悲しみをなくすこと)とは異なりますが、結局、悲しみは悲しみ尽くすことで一番癒されます。
そして、悲しみを生じさせる元となった経験は、昇華されて単なるできこととなります。
もちろん、よい思い出にはならないと思いますが、自分が成長するための経験になるかもしれません。
こうは言っても、実際に悲しみを経験すると、悲しみから逃れたいと思ったり、悲しみ過ぎて精神が不安定になることもあります。
このような時には、悲しみをいっぺんに味わおうとせずに、時間をかけて味わっていくしかありません。
結局、悲しみの元となる経験を受け入れることができないことが、悲しみを継続させて苦しみを生じさせています。
ですから、時間をかけてでも悲しみの感情を感じ切ることで、悲しみの経験を受け入れることが苦しみから抜ける方法です。
悲しみの経験が、その人にどう影響するかわかりませんが、自分にとって肯定的な経験であったと思えれば、生きる糧となるはずです。