『ライトボディの目覚め』[改訂版]②
3月 6th, 2007 by Atom
最初にこの本ではたとえ話が書かれていますがこれが地球の置かれている状況をわかりやすく説明しています。
「ちょっと想像してみてください。昔々、密閉された(マジックミラーガラス製の)金魚鉢が大きな水槽の中にありました。水槽の魚たちは金魚鉢の中をのぞけましたが鉢の中にいる金魚からは外が見えません。金魚鉢の内側だけが彼らの唯一の現実なのです。大きな水槽には海水が満ちイソギンチャクやカニやあらゆる種類の魚たちがいたと想像してください。いっぽう金魚鉢の中は淡水と金魚でいっぱいです。金魚鉢のガラスはどんどん薄くなっていきます。少量の海水が入り込んできて金魚は自分たちの環境に起きている変化に対応するためにものすごい速度で進化しなくてはなりません。壁が薄くなるにつれて金魚は水槽にいる生物の姿がかいま見えるようになります。いく匹かの金魚たちはそれらの魚を敵と思い差し迫った侵略にそなえて金魚鉢を守ろうと必至の努力を試みました。イソギンチャクを敵とみなし他の金魚たちをイソギンチャクに感化されたと言って非難します。これらの金魚はみずからの恐怖を自分を取り巻く恐怖の環境として投影することによって隠そうとするのです。またある金魚たちはきっと水槽の魚が金魚鉢を支配し続けていたんだと推測しました。そして自分や他の金魚たちを不幸な犠牲者だとみなします。彼らはガラスと外側にいる者が自分たちをいつか食べてしまうためだけに鉢に閉じ込めたんだろうと考えるのです。鉢の壁が薄れていくにつれ彼らは日に日に恐れおののいて過ごすようになります。別の金魚たちはガラスの外側にいる魚を神聖でとても強力なより卓越した存在とみなしました。これらの金魚は内なる権威をすべて放棄してことさら自分には価値がないと感じることを選んでひどく動揺します。そしてマスター達から隠されたメッセージを読みとろうと努め行動と信念の基礎にしようとするのです。彼らは鉢中を泳ぎまわり波紋を作り出すのですがその効果は長続きしません。さらに何匹かの金魚たちは外の生物を仲間とみなし彼らは偉大なる魚が自らを表現するために作り上げた奇跡的なバリエーションだというふうに見ました。これらの金魚は自分たちの種の進化、鉢の溶解、また恐怖や殉教者ぶったりすることの反動を知っていて他の魚たちの尊敬できない部分も偉大なる魚の背びれの中にあることを理解しています。彼らはより広大な領域へと泳ぎ出す準備をしながらその間、至福の喜びを体験しています」
さてこの文章を読んでどう感じますか?
今まさに目覚めの時を迎えています。その目覚めは徐々に進んできていますが加速しています。さてあなたはいつ目覚めるのでしょうか。