針の穴に糸を通す作業はとても集中力がいりますね。
その時には、それしか頭にはなくて、その時には我を忘れています。
この我を忘れて没頭することは、ある意味100%経験していることです。
経験そのものになっているからです。
たぶん、子供時代ってこういう瞬間がたくさんあったと思います。
朝に遊びに出かけて、夢中になって遊んで、いつの間にか夕方になっている。
こんな繰り返し。
もし、毎日の日々がこのようだったら死ぬまで生き生きとして生きれるんじゃないでしょうか。
ここでのポイントは、意識を1点に絞ることです。
手仕事職人さんとかこの道何十年のベテランの人って、意識の集中がうまいです。
なので、煩わしいことがあっても、そのことを横において、1つのことに集中して仕事をこなします。
悩んだり不安になるのは、そこに集中してしまうからです。
だから、別のことに意識を向ければ、悩みや不安はありません。
これは特別なことじゃなくて当たり前のことなのですが、意識的にこれをやると悩みや不安に苛まれる時間は劇的に減るでしょう。
創り出しているのは自分。
だからこそ、こういう芸当ができるんです。