イスラエルとパレスチナのハマスとの戦争が起きています。戦争というのは当事者にとっては自分こそが正しいと主張し、お互いを傷つけあうことに対し躊躇がありません。そして道徳的規範というのは「xxであるから△△するべきである」というように何が正しくて何が間違っているかということを明確にし、そこから正しい行いを導き実践するように促します。でもイスラエルやハマスにとって彼らの基準からすると道徳的規範の中で正しい行動をしているのです。何がいいたいかというと正しいとか間違っているとかで行動することは本来の私達から遠く離れていってしまい、愛や平和とは程遠いものになってしまうということです。道徳的規範は感情を満足させるために思考した範囲の中に限定されます。道徳的規範を超えたところに真実の素晴らしい光があります。この光を見出すためには私達自身および私達が見ているものについてのものの見方を変える必要がでてきます。この見方とは「そのものをそのもの自身」として見るということです。私達が今見て感じているものは真の姿からは程遠いものです。これに気づくとすべてが変わります。気づくためには感じることが大事です。感じることが大事であることは何度もこのblogに書いています。この感じるというのを言葉にすることは難しいですが感じることができると『すべてが喜びに満ち溢れたものである』ということがわかるのです。多くの人が特定のものにこの感じを感じることができます。例えば、ある歌手の歌に感動し涙するとかある本を読んで感動するなどです。この時に感じる喜びはある特定のものに限定されるものではありません。すべてのものが感じる喜びに満ちています。もし多くの人がこれに目覚めると戦争などはなくなるでしょう。なぜそうなるかというと私達が素晴らしい存在でそれぞれが分かちがたくひとつであることがわかるからです。私達が何をしているかが見えてきます。そして限定から無限定へと広がっていきます。