方便をwikipediaで調べると
・仏教で、悟りへ近づく方法、あるいは悟りに近づかせる方法。
・仏教以外の物事について導く・説明するための手法のこと。真実でないが有益な説明等を意味する場合もある。
・さらに都合のよいさまを悪く言う場合にも用いられる。
と書かれています。
価値観とか理解力や意識の高さは人それぞれです。
なので、同じことを同じように伝えても、伝わることもあるし伝わらないこともあります。
もし、人に何かを伝えたい時には、伝える人に伝わるような伝え方をすることが必要なんです。
例えば、小さな子供に伝えるのと、大人に伝える時、同じように伝えたらだめですね。また難しい言葉を使って伝えても子供はわかりませんし、逆に簡単な言葉で大人に伝えたら消化不良となります。
また、同じ大人でも伝え方は同じでいいというわけじゃありません。
もし、できるだけ多くの人に何かを伝える場合は、なるべくわかりやすくする必要があるので、シンプルな言葉で伝える必要が出てきます。
この時に真実ではなく、方便を使ったりします。
方便で語ることで、伝わりやすくするためです。
ただ、実は言葉自体も方便です。言葉というのは何かを表現するために考えられたものだからです。本質ではありません。
本質を理解するためには経験して感じるしかありません。