「苦しみはどこから来るのか?」
何度か話していますが、苦しみは思考から生じます。
つまり、何か苦しみを生み出すことを考えているから苦しみます。
苦しんでいても、意識を別に移すと苦しみはスーッと消えていきます。
もともと、何もないのですが、思考することで、苦しみを生み出してしまうのです。
ですが、この思考を私達はなかなかやめられません。
思考せざるを得ない引力があるんです。
「仕事がうまくいかない。人間関係がうまくいかない。」
こういう時うまくいかないことに意識を向けてしまい、それが不安、恐れ、嫌悪感、などを感じさせ、苦しみとなります。
苦しみを脱出するには、思考をしなければいいんですが、そうするには、まず、思考が苦しみを生み出していると気づき、そこから離れることが必要となります。
気分転換はそのひとつの方法ですが、根本的解決ではありません。
根本的な解決は、起こったことを気にしない、起こったことを受け入れることです。
そして、今にいることです。
今に没頭することは、意識を過去や未来に向けずに今に焦点を当てることになります。
結局、苦しみは今にいればありません。