年末に紅白を見ながらふと寂しさ、虚しさを感じました。
出演している方すべてが愛おしく感じられて、時が無常にも過ぎていくはかなさに何ともいえず、苦しさ、虚しさを感じてしまいました。
変化するのはいたしかたがないことなので、このようなことを考えても仕方ないことです。
ですが、たまにこういうことを考えてしまい、とても恐怖感を感じてしまいます。
こういう状態はいわゆる思考モードになっていて、今にはいません。
今にいないということは、過去や未来に意識が向かっていて、そこにとらわれているんです。
できることは、今瞬間に意識を集中して、生きることだけ。
これしかできないけど、これがすべてです。
すべてを愛おしく思っている時は、すべてが素敵に思えます。
受け入れるのがとても楽になりとてもワクワク感があります。
ただ、そのワクワク感が素晴らしければ素晴らしいほど、それを失うのがつらくなるんです。
たまに過去を思い出して、「あの時にああすればよかった」などと夢想をしてしまいます。
ですが、その時にはその時の自分が最善だと感じた事をしたのは間違いありません。
だから、過去を考えてしょうがないのですけが。
愛おしいと思う感情は素晴らしいですが、そこにだけとらわれると、それが苦しみを生み出す原因ともなります。
どんなに素晴らしいものであってもいずれはなくなります。
どんなにひどいものであっても、やはりいずれはなくなります。
まさにこの世界は蜃気楼のようで不確かです。
だから本来は、不確かであることに気づきつつ、今を生きるのがもっとも心が安定している状態だと思います。
いつもそうありたいです。