NHK教育のTV番組、『一期一会』はひきこもりの17歳の少年と猿回しの女性の出会いでした。ひきこもりの少年は「本来の自分を出せない」ことから体調をくずし、学校を退学したそうです。猿回しの女性もはじめは自分を出せなかったのですが動物好きでなんとか猿回しを一人前にしたいと頑張り、自分を出せるようになったそうです。猿回しで大事なのは猿をしかったり、教え込んだりすることではなく、愛情なんだとあらためて実感します。女性が怒って、猿をなんとかコントロールしようとすると猿はおびえてしまって、ちゃんと演技ができなくなるそうです。逆に、女性が気持ちを落ち着けて、猿を見守るようにするときちんと猿は演技ができるのです。ここではやはり「つながり」がキーとなるのです。動物でも人間でもつながることができなければ相手を受け入れられた、相手に受け入れられたという感じとはならないでしょう。つながるという感覚が得られると、お互いに安心し、喜びを分かち合えるのです。