人生は思った通りにならない?
11月 11th, 2013 by Atom
自分が欲求することに対して、それを満たそうといろいなことをしても、そうならないことがあります。
そいういう時には
「人生は思った通りにならない?」
と思ってしまいますよね。
でも、もしかしたらそれは顕在意識での話しで、潜在意識で見れば思った通りなのかもしれません。
客観的に同じ出来事を経験しても、それに対して実際にどう感じるかは、人により異なります。
人生が思い通りにならないと感じることに関しても同じです。
例えば、給料が同じ額もらっていても
「給料が低くて、生活するのが苦しい。人生は思った通りにはいかないものだ。」
こう思う人は少なからずいるでしょう。
ですが、
「ちゃんと仕事があって、給料をいただけるなんて、ありがたいな。人生は素敵だ。」
こう思えれば、人生は悪くないって思えるし、思った通りにならないとは思わないでしょう。
ここでのポイントがどこにあるかというと、
欲求と結果についての受け止め方です。
一般的には、欲しいものとは、今の自分にはないものであり、それは時には手に入れにくいものです。
なので、欲求をしても手に入らないこともあり得ます。
欲求が大きくたくさんあれば、より満たすことは難しくなります。
そして、満たされないと苦しみを感じるようになります。
もし、欲求が小さければ、たとえ満たされなくても、苦しみは小さくなります。
そして、結果。
結果がどうであれ、その結果に固執しないで受け入れることができれば、結果には執着せずに苦しみは生まれません。
ですが、結果に固執して、それを受け入れられないと、苦しみを生じます。
つまり、
・欲求を少なくして、結果にこだわらない
なら、苦しみは少なくなるということです。
一方、事業などの成功者(経済活動では一般にこれが良しとされます)の方は、「欲求が大きく、結果にもこだわる」という人もいるでしょうし、「欲求が大きく、結果にもこだわらない」という人もいるでしょう。
後者が前者より苦しみは少ないので、楽々と成功したように見えるかもしれません。
たとえると、
前者は、峠道を通って、山のてっぺんに登り、後者は、なだらかな舗装された道を通って、山のてっぺんに登っているんです。
ただ、一般には結果にこだわらないことができない人が多いので、苦しみを感じて成功した方の方が多いのでしょう。
どういう自分を目指すのかは、その人次第ですが、いずれにしても、人生は思い通りにいこうがいくまいが流れていきます。
そして、いずれすべてがなくなります。
100年後、ほとんどの人はこの世界から消えて、まったく別の人生が流れていきます。
それはまるで川の流れのように続いていきます。