先日のことですが、道路に死んだ猫が横たわっていました。
たぶん、車にひかれたのでしょう。
このような光景はたまに見かけることがあります。
そんな時は、嫌悪感を感じるので見ないようにしていました。
ですが、先日ご紹介した「実践ヴィパッサナー瞑想 呼吸による癒やし」という本の中で、死を見つめるという修行があるのを知りました。
これは、人が死んだらどうなるかをじっと観察する修行です。
死んで腐敗して最後には塵になるまで見つめるのです。
この時、生じるいろいろな思考や感情を見つめていきます。
そのため、今回は嫌な感じ(少し吐き気を感じました)を感じながらその死んだ猫を見ました。
私達の社会は”死を嫌悪するもの”として捉えているためか、死んだ遺体を見せることはあまりしません。
ですが、誰もが死にます。これは、明らかであり、事実です。
事実を避けていても、死は確実にやってきますし、死に直面した時、大きな恐怖を感じてしまうと思います。
なぜなら、死がどんなものかを知らないからです。
前にも書きましたが、「知らないことは怖い」のです。
知ることで、怖くなくなります。
知るとは受け入れることです。