野口嘉則さんの本です。mixiにも簡単に感想などを書きましたが、ここではもう少し感じたことを書いていきます。
簡単に3つの真実を書くと
・人間は肉体を越えた存在であり、宇宙の偉大な力とつながっている。そしてその本質は愛である。
・人生は自分の心を映し出す鏡である(鏡の法則)。
・感情は感じれば解放される。
私のblogでも似たようなことは書いていたりします。多くの本でも同じようなことが書かれています。だからといってこの本に魅力がないということではないです。読む価値は十分あると思います。さてこの本で老人が出てくるのですが実はこのような本の書き方はディーパック・チョプラ氏の「バーバの教え」に似ている感じがしました。この本でも少年にバーバがいろいろな教えを授けるのです。またもう一つ、思ったのはこの主人公に3つの真実を教える老人の正体は主人公自体の無意識の存在、ハイヤーセルフだと思います。自分自身で自分を救っているのです、たぶん。ヘミシンクで過去世の自分を救うというのがありますがその逆バージョンみたいなものかもしれません。3つ目の真実の「感情は感じれば解放される」ですが私はこれをアバターで経験として学びました(知識ではありません)。私がこのblogで「感じる」ということについて何度も書いているのですがそれほどこの「感じる」というのは大事なんです。というかこれが人間の知覚のベースなのです。感じられないとこの「3つの真実」が真実であるとは信じられないのです。だから感じることがキーなのです。たまに本に書いてあることを鵜呑みにしてそれを知識として持っていて満足してしまう人がいます(実は私もそうだったし、今もゼロではない)。しかし知識よりも経験を大事にして欲しいと思います。自分の直感や感情などを信頼してください。本やネットに書いてある情報は単なる情報であり、それをどう解釈し、どう自分に生かすかは自分次第です。実はこの本の中で素晴らしい言葉はこの3つの真実だけではありません。他にもいろいろあるのです。
・多くの人間は「自分が人生で最も望んでいるものが何か」を知らない。
知っている人は確かに少ないでしょうね。もしくは知っていても別のことに力を注いでいたりします。私もそういうところがあります。この癖は子供の頃、もしかしたら過去世から引きずっていたりします。
・人間は皆、つながりを求めている。つながりこそ、幸せであるための鍵を握るものなのじゃ
これはその通りですね。私達はばらばらではないです。ひとつです。でも分離していると認識してしまう世界にいるのです。分離している(たぶん意図的に知らないふりしている)んだけど、ここからひとつになったら、すごい喜びになります。
・人間の行動の動機は突き詰めていくと愛か怖れのどちらかしかないのじゃ
これもその通りですね。自分でもやるとわかってくると思います。例えば怒りたくなった時、なぜなのかを自分に問うていくと、怖れに行き着きます。苦しいと感じる時、なぜなのかを自分に問うていくとやはり怖れに行き着きます。これをやっていくと気づくのですが恐れから行動することの方が多いのです。たぶん、過去を通じて多くの人がそうだと思います。
・人間は怖れによって行動する時、本当の幸せから遠ざかっていく。よく覚えておきなさい。本当の幸せは愛に生きる時、もたらされる。われわれは愛に生きる時、幸せに人とつながることができるのじゃ。
大正解ですね。私達の本性は愛と言ってもいいかもしれません。たくさんの人や生物やものなどとつながりを感じる(またこのキーワードです。感じれないとつながれません)ことは幸せそのものです。喜びそのものです。
・われわれの最大の価値は取った行動や結果にあるのではなく、存在することにあるのじゃ。
素晴らしい言葉ですね。私の涙腺がゆるみます。「存在することに価値がある」、「あなたがいるだけで嬉しい」こんなこと言われたら嬉しくてしょうがないでしょう。だとしたらあなたの愛する人に言ってあげたらどうなるでしょうね。相手も同じように感じるはずです。親が子供に小さい頃から、「あなたがいるだけで嬉しい」と言ってあげたらその子供はきっと素晴らしい子供になるでしょう。
実は最初に野口さんの本を読んだ時から思ったのですがこのような人の心を揺さぶるような経験を味わいたい&味わってもらいたいという気がしています。本でもいいし、ブログでもいいし、直接話してもいいし、コーチングでもいいし、etc。人間の本質に影響を与えられるようなことをしたいなと思っています。野口さんが書いているように私達は単なる物質的な存在以上の存在です。その本質に目覚めることがこれから起こっていくであろう未来だと感じます。そのために多くの人が意識的、無意識的に動き出していると思います。たぶん、私もそのひとりだし、私と関わりのある人は多くはそうだと思います。目覚めたくない人もいる?と思いますが、時間軸で見るとそろそろ起きる時期が迫っているような気もします。