新聞の投書で昔、振られた時の感情がふと沸いてきて悔しい気持ちが解消できないという年輩の女性がいました。この人は昔の悔しさを忘れていなかったのです。たぶん、この時の感情を経験しきってなかったのです。私達はたくさんの感情を経験します。この感情はエネルギーでもあります。感じきるとそれは消えてしまうのですが、感じきれていないと残ってしまいます。このエネルギーはずっと意識の中に隠れています。するとこのエネルギーは後になりでてきてしまうこともあるのです。だから感情はすべて残さず感じきることが大事なのです。そのためには「感じることができる」と信じることが重要です。感じる力が高まるとすべて(ものでも出来事でもなんでも)に対して感じることができます。すると喜びを長く、つらさは一瞬で経験することも可能になります。