ここ数日は般若心経について記事を書きましたが、要するに
「ありのままを受け入れる」
ということに尽きます。
これは、さらに突き詰めると
「ありのままの自分を愛すること」
となります。
これは、とても簡単なようですが、実はそうではありません。
なぜなら、自分を愛することの意味がより深いからです。
般若心経の本にも書いてありましたが、私達が自分を好きな時というのは、
「自分が喜こびを感じる自分」
です。
自分が不幸だと、文句を言いたくなるし、辛いと愚痴や怒りが湧いてきます。
このような状態でも自分を愛しているなら、ネガティブな感情が一切わかないというのが、自分を愛し、受け入れている状態だということです。
これができている人ってそんなにいないと思います。実際に人を怒らせることは以外と簡単にできますよね。
ちょっと考えただけでも自分を愛することがいかに難しいかということです。
ですが、これができてはじめて、他者を愛することができるということです。
私自身、現実はなかなかこういう風にはいきません。
まあ、自分を愛する、受け入れるが完全にできているなら、真に覚醒していると言えますし、ブッダやキリストと同じだと言えるでしょう。
今の時代に、ブッダやキリストならどのような生き方をするのだろうと思うことがあります。
昔のように説法などしたでしょうか?
たぶん、しないでしょう。今の時代にあったやり方を選択するはずです。
さて、自分を愛するワークを私なりに考えつきました。これはとてもシンプルです。
「私は私のすべてを愛しています」
「私は~である私を愛しています」
~の部分ですが、たとえば、「意地汚い」、「怒りっぽい」、「人を悲しませる」、など自分がそうでありたくない、嫌っている自分にします。
言葉に集中してこの言葉を唱えます。
最初は集中できないかもしれませんが、続けていくうちに心に入っていくはずです。
これを続けることで波動があがり、時には感情が高まり、涙が出てくるかもしれません。
このような言葉を発することはお教を唱えたり、祈ったりするのと同じ効果があります。
大事なのは言葉によって自分の感情を変化させて、意識を変えることです。
通常は私達はほとんど無意識です。でもこのような言葉を唱えることで、本来の自分自身に気づくことができます。