この世界は幻想であり、この世界のの自分は本当の自分ではない。
このように言われても実際はやはりこの世界に生きることをなかなかやめられないと思います。
それは執着があるからです。
有り体に言えば欲です。
この欲が煩悩とされて煩悩を無くすために修行がなされました。
ただ欲がない状態とういのは今の状態に満足している状態であり、普通ではなかなかないでしょう。
なぜなら、ここにいるのは欲を満たすためとも言えるからです。
欲という言葉はちょっとイメージが良くないのかもしれませんが言い方を変えると目的です。
私達は目的を達しながら一生を生きていきます。
最初の目的は生きることです。
そして生きるのが普通だと次の目的へ向かいます。
それは例えば、幸せを感じることです。
幸せを感じている状態になり、さらに次の目的に向かいます。
もし、目的がこの時点でなければ、その状態を維持し続けます。
幸せの先には何があるのでしょう?
それは人によって違いますが、もしかしたら悟りたいとか、よりこの世界を知りたいとか、別の目的のはずです。
目的がある限り、この世界での経験を続けたいと思うはずです。
私達はとても長い間この目的を達成するための旅をしています。
これには終わりがないように見えます。
実際に終わりはありませんが、終わる方法は1つです。
それは終わりにすると決めることです。