以前よく見ていたNHKの番組「プロフェッショナル」を久々に見ました。ゲストは心臓内科医の、延吉正清氏(心臓カテーテル検査、治療の第一人者)。延吉正清氏は今までに多くの患者さんの心臓の血管のつまりを治してきた努力の人です。当時、この心臓カテーテル法を行った時は多くの抵抗があったそうです。「危険が伴う患者の命を危険にさらすやりかたである」という批判があったのです。でも延吉正清さんはその抵抗にひるむことなく素晴らしい功績を残しました。「あの抵抗があったから今の自分がある。だから結果的には抵抗があってよかった」と話していました。さすがですね。進歩するためには抵抗が必要だったわけです。逆に進歩するために自ら抵抗を呼び込んだとも言えるかもしれません。気づいたのですが延吉正清さんはニコニコの笑顔ですごくいい感じなのです。まるで菩薩のような感じがしました。こういう人がプロの医者かなと思います。