NHKのクローズアップ現代より。
日本の農業のアジアへの進出が少しずつ進んでいます。
アジアは経済発展が進み、豊かな人がだんだん増えてきています。それにつれて安全、安心、美味しい、見た目がきれいな果物や野菜の需要が増えているのです。
もちろん、輸出も増えてはいますが、それでも需要が追いつかなくなれば、現地で生産し、消費するというスタイルになっていくのです。
日本の農業技術やノウハウは厳しい国内品質をクリアーしているため海外に行ってもかなりのものです。現地特有の事情を考慮して技術をさらに開発することで対応も可能になっています。
これはまるで製造業の農業版のようですが、今後、拡大していくと思いました。
日本は高齢化社会を迎えつつあり、人口も減少していきます。需要が落ちてくのですから、何もしなければ経済は縮小していくだけです。
もし、さらに日本の農業を発展させていこうとしたら海外への進出は不可避なのでしょう。
印象に残ったのがある農家の方が言った言葉です。
広い農地を自分の思い通りに使うことができると聞いて
「ワクワクしています」
と話していました。
日本では農業と言うと3Kの代表のように言われますが農業は食べるものを作っていて、もっとも必要な産業のひとつと言えます。
このまま日本だけをターゲットにしていては将来は危ういのは確かです。日本の農業技術力は世界トップレベルです。
今後は農業技術開発を日本で行い、実際にそれを実践するのは海外で行うという形の農業スタイルが増えていくのではと思います。