思考は信念を探求するプロセス
1月 7th, 2011 by Atom
ここ最近、哲学的な思考について興味を持ちました。
例の、マイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」の影響です。
今日、ウォーキングをしながら
「思考は信念を探求もしくは解析するプロセス」
だという感じがしました。
思考しない世界では直感的な判断が支配する世界となります。私達の古代の祖先はそのような時代を生きてきたと思います。
直感的な世界は「生きる」とういことを第一の目標として存在する世界です。ですからある意味、思考しなくてもよかったのです。逆に思考することで生じる抵抗がないため生きやすかったと言えるかもしれません。
今は思考が大きなウェイトを占める世界です。より複雑な世界となっています。なぜなら思考することでいろいろなものを創造しているからです。ある意味、生きるのが大変な世界です。
私達は自分で創り出した信念を通して世界を観察します。ですが、自分がどのような信念を持っているかを知らないでこの世界を観察するのはちょっと無謀かもしれません。なぜなら、もし自分の信念がわからないと、目的地を探しさまよっている迷子のようなものだからです。
信念がわかると自分がなぜそのように感じ、行動したかがわかるので、どうすればそれを避けて、目的地に行けるのかがわかるのです。
だからこそ、思考することは大事なのです。
ただし、思考ばかりの世界は時にその思考のプロセス自体にはまってしまうこともあります。思考の世界だけではやはり目的地に行くのに最適な方法ではありません。
直感と思考、どちらも大事で、どちらも適切に使った時、はじめて目的地へ行くのがより楽になると思います。
たまに直感だけでいい、思考だけでいいという極端な人がいますが、実際、彼らとて、どちらも使っています。
ただ、その使っている比率が多かったり少なかったりするだけです。