怒りによって気づくこと
10月 10th, 2010 by Atom
誰もが怒りを感じたことがあると思います。
でもその怒りがどうして生じたかに気づく人は少ないかもしれません。
最近ではそう多くはありませんが、10代の頃はかなり短気でした。ちょっとしたことにも怒りたくなりました。でもそれに対して何も考えたり、気づいたりすることなく、出来事に対して反射的に反応していました。
自分なりの理屈はあるのでしょうがその理屈を正当化して
「自分が正しい、自分さえよければいい」
という思いが強かったのだと思います。
最近は怒りの感情が生じた時に「はっ」と気づくことが多いです。なぜこのような行動をしてしまったのだろうと自らに問いかけます。するとそれが自分の信念や価値観の反映であることに気づきます。そして怒ってしまったことに後悔を感じます。この時は自分の波動を下げてしまっていますし、相手の波動も同時に下げています。
怒りは恐れの反映です。怒りのもととなる事柄によって生じる感情を感じることへの抵抗が怒りとなります。
何度か話していますが感じることを抵抗するとそれはずっと残ってしまいます。未経験の感情だからです。経験すると消えます。
もし怒りたくなったら、なぜ怒りたいかを自分に問いかけてみると怒りの感情は少し治まってきます。そして、その理由がわかると怒りの感情はかなり小さくなっていて、もう怒る必要がなくなっています。
客観的に自分を見ることで感情がコントロールされるのです。