何かをしようとする時、たとえそれがどんなことでも集中してすることができると、その何かをすることが容易に早くできます。
集中をしようとする時、それを妨げるものは欲求と抵抗です。
例えば、もっともやりたいことが家族を幸せにすることだとします。具体的に休みの日に家族サービスをしたいと思ったとします。ここで友人が
「飲みに行こう」
と誘いに来たとします。久しぶりに会う友人でぜひ、飲みに行きたいと思い、家族サービスは来週にして、友人と会うことにします。もっともやりたいことがあったのに他にやりたいことつまり欲求があったのでそちらに切り替えたということです。
同様に家族サービスをしたいと思っているとします。しかし、疲れがたまっていて、家族サービスしてまた疲れてしまうと思うと嫌な気分になります。なんにもヤル気がなくただゆっくり眠りたいと感じています。だから、来週にちょっと延期しようと家族に頼み、その日は体を休めることにしました。もっともやりたいことがあったのに、やることへの抵抗が生じて別の欲求に切り替えてしまったということです。
意識を集中している時に、どんな抵抗も欲求が生じても気にならなくなります。そしてある特徴があります。
その特徴とは
「意識をしている対象と自分自身が同じになる」
ということです。
「あなたは集中して何かをしている時、時間が短かったと感じることはないでしょうか?」
まさにこの状態です。
もし、この状態をずっと続けられるのなら、それはまさに
「今を生きている」
ということです。
集中すると「今を生きる」ことになるのです。
何かに集中するためには心を落ち着かせることが大事になってきます。つまり、他に抵抗と欲求があっても気にならなくなり、ただ1つのことに意識の焦点を当てることが出来る状態です。
瞑想、ヨガ、祈り、ワクワクすることをする、などいろいろあると思いますがこれらすべてにこの集中への道が用意されていると思います。
ハリー・パルマー氏が創ったアバターについてハリーが
「アバターとは瞑想のようなものですか?」
と質問された時、ハリーは
「そうであるとも、ないとも言えます。瞑想と同じ種類の心の静けさが得られますがそれを面白くもっと効果の速い方法で行ないます。心を思い通りに制御し、心を沈めるという点では瞑想と似ていますがアバターでは苦労したり対決せずに遊びながら行うのです。それは金庫のドアを無理にこじ開けるか、ダイヤル番号を合わせて開けるかの違いのようなものです。アバターはダイヤル番号を合わせるやり方です」
と答えています。
スピリチュアルな能力を認められてテレビ出演したことがあるアバター仲間は以前、こんなことを話していました。彼は今まで主催していたスピリチュアルなセミナーをやらなくなりアバターを広めていました。その理由を聞いたら、
「アバターは目覚めるのにもっとも早い方法だから」
と答えていました。
私が素晴らしいと感じる人が有名な人が何人かいます。その中の何人かは過去にアバターを学んだ人でした。これは後から知ったことです。アバターを学んだことがあるかどうか、これはなんとなく感じでわかります。
素晴らしいと感じる人達はみな共通したものを持っています。そのひとつは自分らしくあることに意識を集中していることです。価値判断することが少なく、まさに今を生きています。
「意図的に今を生きる」
まさにこれです。