脳科学の茂木健一郎さんがある番組で語っていた言葉があります。
「自分だけのために何かをすることは一人分のエネルギーしか出ない。しかし、みんなのために何かをすることはみんなの分のエネルギーが出る」
まさにその通りです。
家族や友人や社会のために何かをしようとする時、ものすごい力が湧いてくるのです。これは多くの人が経験したことがあると思います。
この時、どんなことが起こっているのでしょう。
人はひとりひとりが孤立しているように見えますが本当は皆、つながっています。人のために何かをすることは人とつながることであり、それは本来持っている自分自身のパワーを引き出すものです。
もし、自分の本当の力を知りたいなら、人に奉仕する、サポートする経験をするといいかと思います。自分がこんなに力があったのかと驚くかもしれません。
私は
「力を出し惜しみしない」
というのがモットーです。
もちろん、恐れから出し惜しみしてしまい後悔してしまうこともありますが。
何か仕事をする時、「楽をしたい」という気持ちが出てくる時があります。楽しくないことを続けたくないと感じるからです。
もちろん「楽しくないからやならい」でもよいのです。それも経験だからです。
しかし、自分が選んだ仕事を「楽をしたい」という気持ちでいい加減に済ませてしまうことは
「力の出し惜しみ」
だと感じます。
ですから、やるからにはしっかりやろうと思っています。これは言葉を変えれば「責任感を持つ」ということです。
本当の自分の力を引き出すなら、どんなことでもできます。自分の力を引き出せていないと大きな抵抗と感じてしまい、できなくなります。
自分の力を引き出すことはつらいことではありません。むしろ本来の自分の力を経験することは喜びにつながっていきます。
恐れず、自分のパワーを引き出していきましょう。