喪(うしな)われ往くこの国のかたち
9月 15th, 2010 by Atom
ビートたけしのテレビタックルという番組を少しだけ見ました。
高齢者所在不明問題、児童虐待、日本経済の景気低迷など、この国と家族のあり方について大きな変化が起きています。
これについて識者と一般の若者達が激論を繰り広げていました。
この番組はいつも批判のオンパレードで、見ているとどちらかを応援し、どちらかを批判したくなるという感じがしていました。
昨日は比較的、落ち着いて見ていました。ただ田嶋さんは相変わらずアクが強くて、ちょっと嫌な感じを感じてしまいました。これは田嶋さんが原因ではなく、私の中にある価値判断のためです。
今、日本はいろいろな問題が吹き出しており、まるで解決する道はないのではないかと思うまでの感じになっています。
もし地獄というものが存在するなら、今がまさにそうだと思う人もいるかもしれません。
親子の絆も含め、人と人の絆がかなり危うくなってきています。
人を信じることができなくてり、疑心暗鬼で、不安がたくさんはびこっています。
(ここまでの話しも私の中での感じであり、ひとつのものの見方に過ぎません)。
この状態から抜け出すには、ひとりひとりが変わっていくしかないと思います。
自分の責任があると受け取り、そのために自分ができることをすることが大事です。
この世界は見方次第で天国にも地獄にもなります。そして、見方が変わると行動が変わります。行動が変わると現実が変わります。
何をするにしてもまず、内面、つまり意識がそのスタートになります。
私がもしこのようにネガティブな感じを強く感じたら、まず自分の中のその感情を消していきます。つまり、信念を消すなり、変えるなりしていきます。
そして自分のネガティブな感情がなくなったら、新しい信念を創り、そして価値観を変え、行動を変えます。
あっちの世界なら、信念を変えればすぐ現実も変わるでしょうが、こちらの世界では行動しないと変わりません。
このプロセス、一見面倒に見えますが、不安に慄(おのの)き、考えを巡らせている間に十分行うことが可能です。
このようにテレビ番組は一見、情報を提供してるようでも、人間の信念を変えたり、感情を増幅させることもあります。
人によってはメディアの影響を受けるのを避けるために意図的にメディアを全く視聴しない人もいるぐらいです。
ただ、情報自体は必要なため、完全に断ち切ることは難しいでしょう。ある程度の選択する目と影響を受けない信念が必要かもしれません。
子供は影響を受け易いです。ですから、情報社会の今は、子供が触れる情報については注意を払う必要があるかと思います。