たけしのニッポンのミカタという番組を見ました。テーマは顔です。
顔認知研究とパフォーマンス学の専門家が顔についていろいろな話しをしていきます。
『美人がモテるは大間違い!』
柿木隆介さんは顔認知研究のプロジェクトリーダーです。人間の顔の秘密を研究しています。
柿木さんによれば、人は顔の表情を読み取り自分に反映するそうです。だから、恐怖の顔を見れば、自分も恐怖を感じ、喜びの顔を見れば、自分も喜びを感じます。
「美人とモテるの間の新しい事実」
があるそうで、柿木氏は
「重要なのは“相手に対しどれだけインパクトを与えることができるか=示差性”だ」
とのことです。
例えば、すごい美人は目立ちます。一方ですごく変な顔も目立ちます。興味、関心を抱くということではまったく同じです。
柿木氏はこの目立つこと(示差性)により人の記憶に強く残ることが「モテる」ポイントだとういことです。
最近、お笑い女性芸能人がもてていることはこれと大いに関係するそうです。
今、アヒル口が人気があろうそうですがそれは「幼さ」を魅力と感じるからだそうです。その背景には「幼いから守ってあげたい」という一種の防衛本能があるようです。
もう一人のゲストの佐藤綾子さんはパフォーマンス学の第一人者で、「顔の表情」をずっと研究してきた人です。顔の表情を見れば、その人の心の状態もわかる言います。
「嘘をつくと、顔がズレる」
そうなので、顔を見ることで相手の嘘はわかるので嘘はつけなくなると語っていました。
実際に、グルメリポーターに3つの食事を食べてもらい、ひとつだけは美味しくないものをレポートしてもらい、その表情から嘘かホントかを見事見抜いていました。
実際に私も人と話たりする時、相手の表情の微妙な変化を感じて、
「退屈しているのかな?」
とか
「これは楽しそう」
とか
「なんか困っているな」
とか
わかる時があります。
人は人に興味があります。なぜなら人がもっともわからないものだからかもしれません。
また人以外のものに興味があっても、それは自分の思考や物の見方を知ることにつながります。
つまり、人はやはり人(自分)に興味があるのです。
「私は私を知りたい」
人類のプライマリーかもしれません。