激震 マスメディア ~テレビ・新聞の未来~
3月 23rd, 2010 by Atom
昨夜、NHKが放送した番組です。
今、テレビや新聞などのマスメディアが、かつてない事態に直面しています。若者を中心としたテレビや新聞離れが生じ、さらに景気の悪化で広告収入が減少していて新聞社やテレビ局が多いアメリカでは経営難となるマスメディアが増えているのです。
その背景にあるのは、パソコンや携帯電話などの普及です。マスメディアによる一方向のコミュニケーションから双方向への大きな流れがあります。
そしてもう一つ情報のフィルタリングがなくなっていく流れがあります。マスメディアによる報道はある情報を必ず彼らの価値観や法律などによる規制でフィルタリングされます。一方、これからのコミュニケーションはこのフィルターがどんどん少なくなってきています。
テレビ局や新聞社は、ITとの融合を模索してなんとか生き残ろうとうしています。
今回の討論の出演者は
<キャスター>
●藤沢秀敏解説委員長
●黒崎めぐみアナウンサー
<ゲスト>
●日本新聞協会会長 内山斉
●日本民間放送連盟会長 広瀬道貞
●ドワンゴ会長 川上量生
●ITジャーナリスト 佐々木俊尚
●学習院大学教授 遠藤薫
●NHK副会長 今井義典
の方々で、さらにメールやTwitterも利用するなどして視聴者の意見も吸い上げていました。
さてこの一連の流れはもちろん意識の大きな変革がそのベースにあります。どのような変革かというと
「意識を深く、広くつなげていく」
という流れです。
ネットワークの拡大はコミュニケーションや情報伝達に大きな変化をもたらしています。それはまるで目の前に大きな世界が広まったかのように思わせるものです。
あらゆる既存概念をくつがえすほど大きなものです。さてこれからどのような未来になるかちょっと予想してみます。
マスメディアについては縮小化することは避けられません。既存の既得権益などは次第になくなっていくでしょう。テレビや新聞などの力は衰退していきます。
インターネットについては力が大きくなっていきます。今ネットワークで力を持つのはGoogleやYahooなどと言われていますが必ずしもこの2つが覇権をにぎるとはならないでしょう。企業という枠を超えて個人レベルでいろいろなつながりが増えていくはずです。むしろ価値観を同じとするコミュニティができてそこから新しい文化や生き方などが出てくるのではないでしょうか。
この一連の流れは「アセンション」と大きく関係していると思います。アセンションの1つの表れとしてマスメディアの変化があるのです。もともとメディアには媒体という意味があります。大事なことは人と人(人と人が創造したものとの媒介も含み)がコミュニケーションをすることであり、それがもっとも人が望んでいることです。
私がこのブログで何度も書いている「つながり」がキーとなります。すべてがつながっていく方向にどんどん向かっていきます。
媒体であるメディアは時間の流れとともに変わってきました。昔は口伝えや直接コミュニケーションが主流であり、その後、文字の発明により、書物によるコミュニケーションが発達、近代になって新聞や雑誌などに形を変え、さらに電子技術の発達によりラジオ、新聞などが現れ、さらに今はインターネットがその存在感を大きくしています。
このように媒体は時代とともに変遷して行き、人々の暮らしを大きく変えてきているのです。さてそのさらに先を予想すると、インターネットさえもいらない世界が予想されます。それは人間本来の力である、人と直接つながる力です。
例えば、誰かとコニュニケーションするのに人とつながりたいと思い、直接、感情や思考などをつなげることができるとしたらどうなるでしょう。携帯電話などを使うことが面倒でつまらないものだと思えるのではないでしょうか。これはいわゆるテレパスというものです。
実はテレパスは特殊でなく、本来人が持っていたのです。古代の人類はそのように人とつながっていたのではないかと思います。ですから決して夢物語というわけでもないのです。先日、大ヒットした「アバター」という映画の中ではテレパスが普通にあるかのように表現されています。
このように今、大きな時代の流れの中に私達はいます。
しっかりと今を経験していきましょう!