発見、人間力という番組から。
川合久利子さん(42)はワゴン車で野菜を売る八百屋さんです。元々美術教師になるのが夢でしたが5年前、地元テレビ局の「夢を叶える事を応援する番組」がきっかけで、母校の中学校で1日教師を体験。その後、川合さんの模擬授業を見た校長先生からと熱望され美術教師を週1日、1年間続けました。川合さんの評判を聞いた隣町の教育委員会から声がかかり、今は別の中学校で週2日、美術の講師を務めています。
川合さんは授業をする一方で、学校へ通えない子とも関わっています。そして人のつながりの大切さを教えていきます。
八百屋で野菜を笑顔で売る姿は喜びにあふれていて、周りをよい雰囲気でつつみます。
八百屋と先生。一見、なんの関係もないような職業ですがそうではありません。どちらも川合さんにとっては大事でかけがいのない仕事なのです。
最近、仕事をいくつか持つ人が増えています。経済的な理由の人が多いかもしれませんがいろいろな仕事をすることで得られる経験と気づきは何事にも変えられない宝物のようなものです。自分の心からしたい、ワクワクするような仕事を選び、たくさんの人とつながることで自分を輝かせることができます。