誰かに勝ちたい、何かに勝ちたいと思ったことは誰にもあるかと思います。
勝ちたいという意識はこの分離の世界だからこそある意識です。自分が1つだという意識だと誰かや何かと比べることはなく勝ちたいという意識などは存在しないでしょう。
勝ちたいという意識が働く時、そこには
「自分が他者より優れている」、「自分が他者よりパワーがある、「自分が他者より愛されている」
など自分と他者を比べて自分が他者より上でありたいという欲求がベースにあります。
この欲求が満たされると喜びとなり、満たされないと悲しみとなります。
人類の歴史を見るとこの繰り返しです。戦争、スポーツ、経済、などあらゆる面で他者よりすぐれていることにその価値を見出しているのです。
これからの未来を考えていくとこの勝ちたいという意識が変化していくのではないかと思います。
「他者より私はすぐれているから嬉しい」から「他者と私の素晴らしさを感じるから嬉しい」です。
どんな人も実は素晴らしいという意識に変わることにより、だんだんと勝ちたいという意識は薄れていくでしょう。そして勝ちたいという意識が全くなくなったら世の中は平和になっているはずです。