私の観点です。
演じるというと演技など俳優について想像するかもしれませんが、実は私達がこの世界にいる事自体が演じているようなものです。
なぜなら私達はXXに生まれ、YYが両親でZZという名前だと決まるわけですが、実はこれは本当の自分自信ではないということです。本当の自分自身は名前などもなく、どこにも属さず、言葉では表現できない存在です。
だからこの世界では演技をしているということになりますがドラマなどの演技とは異なります。本人は演技とは思っていませんから。
こういう視点にたつと何かにこだわりを持つことがあまり意味がないという感じがしてきます。例えそれがもっとも大事なもののように感じてもです。だからと言って大事なものへのこだわり捨て去る必要はもちろんありませんし、そんなことは誰もしないでしょう。なぜなら何かにこだわりを持つことを意図してここにいるからです。
ただ演じているのだという視点から見るとこだわりを持たずにこの世界を見ることができるということです。こだわりを何ももたないということはすべてがOKなのだという感じになります。釈迦やキリストなど悟りを得たという人の視点はどのようなものだったのでしょうね。でもどんな悟りにしろそれはひとつのものの見方なのだと思います。