人が死ぬと悲しい理由
10月 20th, 2009 by Atom
当たり前のように思っていることだと思いますが人が死ぬと悲しみを感じます。特にそれが家族や親交の深い人だとなおさらです。
ふと思ったのが生きている時には相手から自分が
「人は意識を向けられている」
ということです(まあ、当たり前なのですが)。
人が永遠の存在としても相手が死んでしまうとこの世界に意識が向いていないのでその意識を感じられない、もしくは死んだ相手の意識がこちらに向いていても自分がそれを感じる力を制限しているため意識を感じられなくなります。そのため悲しく感じるのです。つまり、意識を向けられていることは嬉しいことなのですがそれを感じることができないのがつらいのです。
もし死んでしまった相手から意識が常に自分に対して向けられていると感じることができたら、悲しみはないでしょう。意識が向けられているために死んだ人の存在を感じるからです。つまり
「つながりが保たれている」
なら人が死んでも悲しいとは思わないのです。
もし誰もが死んでもつながりを感じることができるなら世の中は一挙に変わります。死を怖いとは思わなくなるでしょうし、死んだ人を思い、悲しむこともなくなります。
いまだに科学技術では人が死んだらどうなるかを明確にできていません。しかし、いずれはその秘密も解き明かされることになると思います。