この世の中にはいろいろなおもしろいものがありますが、やはり一番おもしろいのは「人」ではないかと思います。人は十人十色です。誰一人として同じという人はいません。その人独自の外見と心を持っているのです。私達は自分の経験と知識などから自分の価値観を通して、ものごとを見つめます。その時、おもしろいことが起きます。
例えばAさんという人がいるとするとBさんからはすごく、魅力的な人に見えるのですがCさんから見ると会うのも嫌なぐらい魅力ない人に見えてしまうこともあるのです。これはものの見方次第でその人の価値が決まっているということに他なりません。つまり見方を変えるだけで、魅力的にも見えるし、そうでないようにも見えるのです。とすると自分がどのような見方をするのかがもっとも重要だということがわかります。つまり自分次第なのです。私達はたいてい、自分から見た世界しか、知りません。相手の心や気持ちを感じることができますが完全に意識が溶け合っているわけではないのです。ですからたいていは狭い価値観でしかものごとを見ることができないのです。
しかし、これを広げていくことは可能です。そして広げれば広げるほど、人が魅力的な存在であることを感じることができます。実に人がおもしろい存在であるかがわかってきます。これは無理やりそう感じる必要はなく、自然にそう思えるようになるのです。私個人の話で言えば、実は人が非常に好きです。意識すればするほどその感情が高まります。逆に自分の価値観の中に埋没してしまうと、その感情は小さくなり、好きな人と嫌いな人を作ってしまいます。
ものの見方は自由自在に変えられるのです。これができるようになると人間関係などに悩む必要は全くなくなります。