NHK教育の「仕事学のすすめ」という番組で元リクルート・フェローで今は中学校校長となっている藤原和博氏が出演されていました。。この方は元、リクルートの社員で、非常に優秀なサラリーマンで出世も早かったようです。一方で、自己実現ということに意識を向け、会社に依存しない生き方として、年俸契約の客員社員「フェロー」制度をの第1号となりました。30歳ぐらいからは昇進や給与よりも自分が好きなことをさせて欲しいと会社に訴え、会社と対等の関係を保ったそうです。この藤原和博さんの言葉の中で
「とにかく行動せよ」
というのがあります。私達は何かしたいことがあっても躊躇することがあります。その原因は「恐れ」です。たいてい失敗することを恐れてしまうのです。でも今の世の中これが確実と思われることであっても明日にはどうなるかわかりません。つまり先が見えにくい時代です。こんな時に慎重になって行動をしないよりはむしろ行動し、失敗し、そこから学び再挑戦するほうがより早く目的を達成できます。
小さな子供は失敗を恐れずに挑戦します。好奇心が旺盛なのです。自分のしたいことに向かっていきます。大人から見るとあぶなっかしいのです。案の定、失敗してしまうことも多々あります。でもそこから子供は大いに学びます。何度も失敗しながら成長していくのです。大人は子供の頃の好奇心を忘れ、いつの間にか小さな自分を守ることに終始してしまうことが多くなっているかもしれません。子供のようにいつまでも好奇心のおもむくままに新たなことに挑戦する気持ちは失わずにいたいものです。