先日、NHKの番組、プロフェッショナル仕事の流儀で木内博一さんという農業の会社を起こしている人が出演されていました。この方は農家の長男で、21歳の時、農業をはじめたのですが最初は絶望的だったようです。というのはいくら作っても、それを売ると、赤字になってしまうからです。農業は儲からないという状態だったのです。これではダメだと思い、産地直送を推し進めました。そしてそれが思わぬ発見を見出しました。ごぼうが長くて扱いにくいのに気づき、ごぼうをカットして収めたのです。するとどうでしょう、驚くほど売れたそうです。これを見て「農業もやり方次第ではうまくいく」と確信されたようです。徐々に仲間が増え今では会社組織にしています。木内博一さんの会社では「常識を疑う」ということがモットーとなっています。物事に対し、本当にそれは正しいのかと疑ってもっと良い手立てがないかと模索し、新しいビジネスの種を見つけ出しているのです。木内さんがプロフェッショナルとは?という問いに次のように答えていました。
「信念を持って、変化に柔軟に対応していく人」
素晴らしい言葉だと思いました。この言葉を聞いて、このblogに書こうと思ったぐらいです。たいていの人は無意識の信念の下で変化に翻弄されています。「自分にはできない」、「そんなことありえない」、「ああ、だめだ」と否定的な方向に意識が向いてしまうことが多いのです。ですが実は本当は皆が、力のある存在であり、素晴らしい存在なのです。
自分革命という言葉が思いつきました。意図的に自分に変化をもたらす、そして喜びを生み出す。私自身もそうありたいと感じます。