読売新聞に載っていた日本大学の林成之(はやしなりゆき)さんの記事から。
「勝負脳」とは脳の仕組みを知ることで組織作りやスポーツなどで最大限に力を発揮できる「勝つための能力」です。勉強、ビジネス、スポーツと様々な分野に応用できます。北京オリンピックなどの戦いの場で最大限に力を発揮するには「頭」、「体」、「技術」、とそれをつなげる「性格」の四拍子が必要です。ここで言う性格とは「否定語を使わない」、「前向きで明るい性格でいる」などです。また救命センターで現場の意思や看護士達に働くための4つの提案を出しました。「前向きで明るい性格でいる」、「仲間の悪口や意地悪をしない」、「面倒見のいい人格を持つ」、「大変、できないなどの否定的なニュアンスの言葉を使わない」。この4つを実践すれば、脳の機能を生かした最高の力が発揮できる。人間の脳には「行きたい」、「知りたい」、「仲間になりたい」という3つの本能があり「意見や立場の違いがあってもそれを認めながら共に生きること」を求めている素晴らしい機能です。「勝ち組」とか「自分だけよければ」を求めず、「自分と共に客もいい思いをする」のが正しいビジネスです。企業リーダーは今こそ脳が求める社会システムに全力を傾けるべきです。脳の「違いを認めて共に生きる」仕組みは誰にでも受け入れられ誰もが幸せに生きていける社会システムだからです(途中省略あり)。
この話を読んでどう思いますか?。私はかなりスピリチュアルで言っていることと似ている感じがしました。この方は脳外科医ですが科学的に見ても人間は「自他共に喜びを共有し生きる」という本性を持っているということです。これらをさらに突き詰めると、「愛を与え、愛を受け、喜びを共有する」ということをいろいろな言葉に置き換えているに過ぎないことが見えてきます。ここで注意していだだきたいことは「~しなければいけない」とか「正しい、間違っている」というのはないということです。自分だけを大事にしたいとか家族だけを大事にしたいでも別によいのです。まずは自分がしたい、正しいということからスタートするのがよいと思います。人とのつきあいを通し、だんだんと他人が家族と同じようにつながっている存在と気づいてくると、先ほど書いた、「愛を与え、愛を受け、喜びを共有する」ことに気づいてくるかと思います。