できないことを受け入れる
11月 28th, 2014 by Atom
昨日は、「できることがありたがい」というタイトルで記事を書きました。
今日は、それに付随した「できないことを受け入れる」です。
今まで簡単にできていたことが、できなくなることはつらいことですよね。
例えば、歳をとると早く歩けなくなったり、目が見えづらくなったり、食べ物をしっかり噛めなくなったり、etc。
若い時には、なんでもなかったことができなくなってきます。
また、頭が剥げてきたり、しわやシミが出てきたり、太ってきて体型がくずれてきたり、見かけも若い時よりも魅力が落ちてきます。
このような、以前と異なる自分を経験して、「こんな自分は嫌だ」と毛嫌いしてしまうと、それが苦しみとなります。
以前の自分じゃない自分が受け入れられないからです。
これは、いわゆる自己否定です。
こういう状況はとても辛いものです。ある意味、他人に受け入れられないよりも辛いことかもしれません。
ですが、これは自分自身が創り出している苦しみであることに気付けば、この苦しみをなくすことも可能です。
この苦しみの根本にあるものは、
「(できない、存在している)今の自分を受け入れることができない」
という思いです。
つまり、「ありのままの自分を受け入れられない」ってことです。
もし、どんな自分もそのまま受け入れられるなら、苦しみは生じません。
そして、受け入れられないのは、過去の自分に執着しているからです。
過去のできた自分、過去の見かけがよい自分、そういう自分でありたいと思うために、今の自分を受け入れられないんです。
このわなに気付き、「今の自分を受け入れる」と決めて、実際に受け入れることができれば、その瞬間に辛さはスーッとなくなります。
だって、今の自分でOKだから。
過去の自分に執着していないから。
自分を受け入れることができるから。
そうは、言っても、
「なかなか、受け入れることは難しい」
と感じることはあるでしょう。
たぶん、そういうことがあるなら、なぜ、受け入れられないかを内観してみるといいです。
きっと、何か新しい気づきがあるはずです。
たぶん、そういうプロセスを経ること自体が、素晴らしい経験なんですよね。
だから、すべてを受け入れられない自分でもOKなんです。
やっぱり、何ごとも完璧です(^^)。