欲望は生きていると必ずあるものです。
ないと生きていけません。
ですが、欲望があるとどうしてもカルマが生じます。
カルマとは、「業」という意味合いで使われてサンスクリット語では「行為」や「宿命」と訳されます。これは、因果応報のことで、原因があるとそれにより結果があるということです。
欲望があると現状には満足できないために、何かをしてしまう。そしてそれにより、結果が生じるという感じで、どんどんカルマが増えていきます。
カルマはある意味、記憶でありデータですが、データがあるとそれをベースにまた新たにでどんどん行為が増えていき、さらにデータが増えていきます。
解脱は、欲望を無くして、最終的にはカルマを作らないようにすることです。すると、原因がなくなるので、結果もなくなります。そのままで、何も生じません。だから、静かで苦しみもなくなります。
欲望はあってもいいですが、それはカルマを増やしていくので結局苦しみが増えることになります。だから欲望は少な目の方が生きるのには楽です。