心は、きれいにも汚くもなります。
まるでそれは川の水のようです。
川の水は普段はきれいでも、雨が降れば濁ります。
そして、その濁りもいつかはきれいになりますが、また濁ります。
心も同じです。
きれいな状態にしておくのは、なかなか難しいものです。
ただ、きれいになるように努めることはできます。
倫理や道徳などは、まさに川をきれいに保とうとするためのものです。
ただし、汚い状態を知っているからこそ、きれいな状態の素晴らしさがわかります。
性悪説とか性善説とかありますが、これは、コインの裏表のようなものでしょう。
善と悪、どちらもお互いがあるからこそ、成立する関係ですから。