誰かが主役ではなく、誰もが主役になる時代へ
1月 9th, 2014 by Atom
紅白歌合戦などを見ていてあらためて感じたことが、
「誰かが主役ではなく、誰もが主役になる時代への移り変わり」
です。
音楽界を見ると、EXILEとかAKBとかSKEとかE-GIRLSなど、グループユニットがとても多い時代です。
なぜなのか不思議に思わなかったでしょうか?
今という日本になぜこんなにグループユニットが増えたのか。
そして、そのグループにはリーダーがいて、人気者がいるわけですが、かと言ってそれはカリスマのような人間ではなく、他のメンバーとそんなに差はありません。
AKBで一番人気は大島優子さんですが、大島優子さんではなく別のメンバーや研究生のファンにとっては、大島優子さんは主役ではありません。あくまでも、自分が好きなメンバーが主役なんです。
誰かや何かと比較することで、自分の価値観を高めようとする時代が今までの時代です。今もまだありますが。
これからは、自分の価値観を高めようとする時代は終わると思います。
なぜなら最初から自己価値が高いから、高める必要がないんです。
することは、自分を表現することだけでいいってことです。
だから、誰もが自分が主役なんです。
こういう意識だと、人をうらやむこともないし、ねたむこともない。だから心はおだやかです。
人はそもそもこのような自分になれる素養を最初から持っています。
ただ、それに気づかなかっただけです。
スマップの「世界に一つだけの花」が何年か前にヒットしましたが、これは、そういう時代を予感させる歌でした。
そして、今、時代はつながりをより強めるように動き始めています。