私達は自分で自分を制限していることが多いのですが、それは
「~してはいけない」
という言葉で表されます。
例えば、
人に迷惑をかけてはいけない・
・嘘をついてはいけない
・働かなくてはいけない
・家族を愛さないといけない
・etc
これって正しいことだって普通は思いますよね。
たぶん、多くの人がそう思うはずです。
上の例で、
人に迷惑をかけてはいけないを「~してもいい」に変えてみます。
「人に迷惑をかけてもいい」
どう感じますか?
嫌な感情でしょうか?
こう思えない人は、例えば、誰かに誘われた時、迷惑をかけるなと思うと断れなかったり、誰かに頼み事をしたい時に、迷惑をかけるなって思って、頼めなかったりするんです。
迷惑をかけることがよいことだと言っているわけでは、ないのです。
迷惑をかけてもいいって思えないことが、行動を制限して、可能性を狭めてしまうということです。
迷惑がかかるかどうかは、相手次第です。だから、自分で決めることではないんです。
「人に迷惑をかけてもいい」って思えるなら、頼み事をすることはできます。もし、断られたら、そうなんだって受け入れるだけ。これでおしまい。
簡単ですよね。
じゃあ、「家族を愛さないといけない」ならどうでしょう。
これを「~してもいい」に変えてみます。
「家族を愛さなくてもいい」
家族に対して愛情を抱けないという人で、それを強要される人がこう思えたら、心が楽になります。
愛さなくてはいけないと思うと、かえって辛くなり、家族に優しくできないことがあります。
愛さなくてはいけないは、ある意味、恐怖を生んでしまうこともあるってことです。
愛したいから愛す。だからこそ、気持ちよく愛せるのです。
「家族を愛さないといけない」って思っていると、自分が愛されないと怒りを感じるはずです。
これって、実はエゴです。
高い意識なら、怒りは感じないで、そうなんですかって受け入れることができます。
だから、「家族を愛さなくてもいい」とか「「家族から愛さなくてもいい」って思えるなら、これは、エゴではなく、高い意識状態だってことになります。
「~してもいい」
いろんなことにこのフレーズを使うと、自分のエゴが見えてきますよ。