「手放す」ということについて
2月 15th, 2012 by Atom
よくスピリチュアルで「手放す」といいますが何を手放すのでしょうか?
・物質的なもの
・ネガティブな思い
・自分の思い込み
・過去の記憶
・欲望
・etc
まあ、いろいろありますよね。
手放すということは、その前に「持っている」と気づく必要があります。
持っているから手放せるのです。
もともと持っていないと手放すものはないからです。
持っているとはどのようなことでしょう。
持っているとは、文字通り所有しているってことでもありますが、意識が執着しているということです。
例えば、
・過去にいじめられたことに執着する
・欲しいと思っている服に執着する
・好きな人に執着する
すべて意識が対象となるもの(こと)に向かっています。
意識が向いているということは、他に向かないということでもあります。
意識が向き続けると、対象となるもの(こと)は存在し続けます。
さて、最初の質問にもどりますが、「手放す」ものはなんでしょうか?
それは、「価値観」です。
価値観は、私達が生きる根幹となっているものです。
・善悪
・正邪
・苦楽
・etc
価値観を手放すとどうなるでしょう?
皆、同じに見えてきます。
「あれ」と「これ」の区別もないし、「よい」も「わるい」もないし、「劣っている」も「優れている」もなくなります。
そして、ただ「在る」だけとなります。